37.今回は脱衣所の床だけをリフォームされた山本様|足立区で注文住宅・リフォームを手掛ける工務店

37.今回は脱衣所の床だけをリフォームされた山本様

先日、妻と近所のスーパーに買い物に行きました。今日の夕食はカレーです。野菜を選んでいると、妻が突然、どなたかを見つけたらしく声をかけました。

「山本さーん、こんにちはー」
「あらーつ、浅野さん、お二人でお買い物?」

山本さんのおばあさまは、私の父が現役だったころに家を建てさせていただいたお客さまです。妻はよく気がつくので、すぐにお客さまを見つけるんです。

「ちょうどよかった、浅野さんーちょっと、家を見にきてもらえないかしら」
「どうされました?」
「特に急いでいるわけじゃないんだけど、脱衣場の床がペコペコしちゃって、床が落ちるんじゃないかって心配で、怖いのよ」
「ははあ、ペコペコなんですね・・・。脱衣場は湿気がたまりやすいですからね。わかりました。まず、拝見してみましょう」

翌日、お宅にうかがうと、確かに床が傷んでいます。抜けそうだと、心配されるのも無理はない状態でした。もし、土台が腐っていたら、土台と脱衣場の床を取り換えなくてはなりません。でも、床下を点検しましたが、土台までは傷んでいませんでした。床材がベニアのため、棚がダメになっていたのが原因でした。

「山本さん、大丈夫です。床はすぐになおせますよ」説明しながら、確認のためお風呂場も拝見しました。

40年近く前の家ですから、お風呂はタイル張りです。特に悪いところはなさそうですが、念のためうかがってみました。

「山本さん、お風呂でなにか気になることはありませんか?」
「昔のお風呂でしょ、冬はとっても冷たいし、寒いわねえ。隙間風も入ってくるので、なかなかあったまらないのよ」
「そうですね、昔はみんなタイル張りでしたから冬は冷たいですょね。この先、お風呂のリフォームを考えたりしてますか?ゆくゆくお風呂場も取り替えようとお考えならば、今回は脱衣場の床は全部張り替えるのではなく、悪いところだけ修理して、上からクッション・フロアを張っておきましょうか。それなら、数年は安心して使えますし、費用もそんなにかかりません。お風呂をリフォームするとき、脱衣場も一緒になおしてはどうですか」

「じゃあ、今回はペコペコしている部分だけをなおして、2、3年後、お風呂と一緒に全部きれいにしようかしら」

工事は1日で終わり、山本様は安心なさったようで喜んでくださいました。

「あらあ、きれいになったわー。もう心配ないわね。こんなに気持ちよくなるなら、もっと早くお願いすればよかったわ。お風呂の取り替えも待ち遠しくなるわ。また、そのときにはお願いしますね!」

古くなった家のタイル張りのお風呂は、お風呂と脱衣所のドアの敷居が傷んでいることが多いです。そのため、浴室を改修するときには、一緒に脱衣所の床や壁を直す必要があります。山本様のように、2回にわけて工事をすることもできますし、脱衣場の床を全面的に張り替え、お風呂に問題があれば一緒にリフォームすることもできます。費用や工事の期間などが違ってきますから、お客さまと細かなことまでお話しして決めていきます。

「もっと早くやっておけばよかったー」この言葉は、お客さまから本当によく聞きます。そして、「なんで長いこと我慢してたのか:」というつぶやきも一緒に。小さなリフォームですが、本当に気持ちよく生活できるようになります。