65.あさのの茶飲み話⑮|足立区で注文住宅・リフォームを手掛ける工務店

65.あさのの茶飲み話⑮

昔の大工さんの話をしましたが、若いころ仕事上のことで父と衝突したことを思い出しました。父はベテランの大工で、「一を聞いて百を知る」という考え方です。

「お客さまは建築の素人なんだから、必要なことを一っ言われたら百理解して応えるのがプロだ」私は、まったく逆です。

「お客さまのことは、そんなに簡単にわかるわけがない」と思っているので、お客さまの考えていることをトコトン聞き出そうという姿勢です。そのため、よくケンカをしましたが、今になってみれば根本は同じことに気が付きました。父も僕も、「お客さまを第一に」という考え方の上に立って仕事をしているということです。