狭小・変形地の注文住宅に強い足立区の工務店|足立区で注文住宅・リフォームを手掛ける工務店

狭小・変形地の注文住宅に強い足立区の工務店

家を建てて10年後、30年後、50年後も「この家を建ててよかった」と思える家づくりにはポイントがあります。
とくに足立区は、地形や土地形状などに特徴がある街です。
私たち浅野工務店は、50年以上 “営業をしない”工務店として、この地元足立区の皆様に愛される家づくりをしてまいりました。
そこで、足立区での家づくりを考えてらっしゃる皆様に、幸せになれる家づくりのコツを少しでもお伝えできればと思います。

目次

1. 足立区の家づくりを成功させる3つのポイント

ポイント① 「フルオーダーメイド」の注文住宅

足立区の宅地の平均は約26坪前後と決して広くはなく、一般的に狭小地(きょうしょうち)と呼ばれる20坪以下の土地が少なくないことが特徴です。
さらに正方形や長方形ではない変形地も決して珍しくありません。
狭くいびつな形をした土地を最大限活かして家を建てるには、10cm単位の希望を叶えてくれる「フルオーダーメイドの家」がおすすめです。

ポイント② 気候や土地の特性をよく知る工務店を選ぶ

狭小地や変形地に注文住宅を建てるときには、通風や採光についてのプランニングがとくに重要になります。
そういった「暮らしやすさ」は、エリアに関する知識やその土地での建築経験がどれくらいあるかによって格段に差が出ます。
そのため1年を通した足立区の気候や土、地の特性を熟知した工務店に依頼することが大切です。

ポイント③ 地元密着型ならさらに安心

足立区の住宅地の道路は、とにかく狭いことが特徴です。
一般的に住宅の建築は4か月から6か月ほどかかりますが、その間は工事車両の出入りや工事の音などでご不便をおかけする、ご近所さまへの気遣いは欠かせません。その点地元地域住民からの信頼と口コミが命の地元密着型の建築会社なら、ご近所さまへの配慮を怠ることはないので安心して任せられます。

2. 都心部に多い変形地・狭小地の家づくり

足立区を始めとする都心部に多いといわれる狭小地や変形地とは、そもそもどのような土地なのでしょうか?

(1)狭小地・変形地ってどんな土地のこと?

「狭小地」とはその名のとおり、狭い土地のことを指しますが、どのくらいの面積なら狭小地とされるのか明確な定義はありません。
一般的には20坪以下の土地を指すことが多いようです。

また「変形地」は三角形や台形といった不整形地のことで、地価が高く土地が細かに区分けされた都市部に多く見られます。
さらに細い路地を通った奥に住宅を建てる敷地がある、棒のついた旗のような形状をした「旗竿地(はたざおち)」と呼ばれる土地も、足立区では珍しくありません。

足立区はこのような、「狭小な変形地」が多いことが特徴です。

(2)狭い土地の家づくりのメリット・デメリット

狭い土地に家を建てることには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • 土地の価格が安い
  • 税金が安くなる
  • メンテナンスの負担が少ない
デメリット
  • 建築費が高くなる可能性がある
  • 付近の家との距離が近くなりがち

狭い土地に家を建てる最大のメリットは、面積が少ないぶん土地を安く購入できることです。
狭小なだけではなく変形地なら、さらに価格が下がる可能性があります。
土地が狭ければ、面積に応じて負担額が変わる固定資産税や都市計画税が安くなることもメリットです。
家自体も小さくなるので、建築後のメンテナンスの負担も軽くなるでしょう。

一方狭い土地に家を建てようとすると、建築費が高くなる可能性があります。
路地が細くて大型の重機が入れなかったり、足場を組むのに十分なスペースを取れなかったりするケースでは、人力で対応する、高度な施工対応が必要になることも少なくありません。

また狭小地は周りも狭小地が密集していることが多く、だれもが土地を最大限活用しようとするため、付近の家との距離が近くなりがちです。
土地を最大限活かしながら、プライバシーにも配慮するような設計技術が求められます。

(3)地元工務店は住宅ローンが通りやすいケースも

実は狭小地での家づくりでは、住宅ローンの審査に苦戦してしまうことがあります。
多くの金融機関は、家を建てる土地の面積に制限を設けているためです。
住宅ローンをスムーズに通すなら、地元工務店に施行を依頼することを検討するのがおすすめです。

大手ハウスメーカーなどは、担当者が短期間で頻繁に変わってしまうことが多いため、地元の金融機関との信頼関係が希薄なことが少なくありません。
対して地元での施工実績が多い工務店は、担当者同士の信頼関係が築かれているので、住宅ローンの手続きがスムーズに進んだり、有利になったりする可能性が高いのです。

3.「30坪以下の土地」で快適な家づくりをするには?

足立区に多い、30坪以下の土地で住みやすい家を実現するコツを3つ紹介します。

(1)「規格住宅」のハウスメーカーは選ばない

狭小だったり変形していたりする土地に家を建てるなら、「規格住宅」のハウスメーカーは避けるのが無難です。
規格住宅は、似たような大きさや間取りの家を多く建てることで建材や設備を一括で仕入れ、費用や工事の効率を高めていることが特徴です。

しかしそのぶん、規格から外れるととたんに対応できなくなります。
たとえば三角の土地に四角い規格住宅を建てるのは難しく、結局規格から外れて割高になるか、ムダに土地を余らせることにもなりかねないため注意が必要です。

(2)10cm単位の設計もOKの注文住宅を

30坪以下の狭い土地で家を建てるなら、10cm単位で設計してくれるフルオーダーの注文住宅を選ぶのがベストです。
注文住宅なら、土地の形状や敷地面積を最大限活かした家づくりが可能になります。

限られた空間をできるだけ広く見せるようにスキップフロアを採用する、庭の代わりにルーフバルコニーを設置するなど、狭小住宅の建築に慣れた工務店に依頼すると狭く変形した土地の個性に合わせた設計を提案してもらえます。

(3)足立区の住環境と暮らしやすさを考慮した設計

家が小さくなればなるほど、通風や採光は暮らしやすさに直結します。
窓をいくつ、どの位置に、どの大きさで取りつけるかなどは、実際に暮らす際の動線や家具の位置まで熟考して検討しなければなりません。

そのためには、足立区の通年の気候や土地環境に詳しく、かつ親身に設計の相談に乗ってくれる建築会社を選ぶことが重要です。
大手ハウスメーカーやセミオーダー住宅の工務店などは、打ち合わせ回数が決められていたり、土地や気候にあわせて設計を変更するのに慣れていなかったりするため注意しましょう。

4. 足立区の「注文住宅」はどこで建てられる?

足立区で注文住宅を建てるときには、「ハウスメーカー」「建築設計事務所」「地元の工務店」の3つの依頼先が考えられます。
それぞれ特徴やメリット・デメリットがあるため、比較したうえで選びましょう。

(1)ハウスメーカー

「名前を知っている安心感」を得られる点が、ハウスメーカーで注文住宅を建てる最大のメリットです。
ただしハウスメーカーは、建築資材とコストの効率化を図るため、注文住宅とはいっても決められたいくつかの規格のなかから選ぶ「セミオーダー」型がほとんどである点には注意しましょう。
どの程度まで融通がきくかは業者によって異なりますが、パターンから外れるとかなり割高になることは覚悟が必要です。

(2)建築設計事務所

とにかくデザイン性の高い家にしたいなら、建築設計事務所に依頼するのがおすすめです。
ただし設計費や監理料が総建築費の10〜20%、有名な建築家に依頼した場合にはそれ以上かかるため、総工費はかなり割高になります。

予算を気にせず家を建てるなら問題ありませんが、上限があるのなら優先順位をつける必要があります。
素敵なデザインの家は建ったものの、予算がショートし、「住宅設備を妥協した」、「内装にチープな素材を使うハメになった」、となれば後悔の多い家づくりになってしまうので注意しましょう。

(3)地元の工務店

とくに狭小地や変形地で注文住宅を建てるなら、地元の工務店を選ぶと失敗の確率を減らせます。
ただしひと口に工務店といっても、家づくりのスタイルや得意とする分野はさまざまです。
セミオーダーを中心としている工務店も少なくないので、事前にどの程度融通が利くのか、フルオーダーは可能なのかを確かめる必要があります。

また大手ハウスメーカーのように知名度がないため、信頼できる工務店かを自分で調べる必要もあります。
見極めポイントとしては、地元密着で長年営業しているような工務店であれば、地元からの信頼が厚いと考えていいでしょう。

5. 注文住宅トラブルが増えています。こんな業者にはご注意!

自分が希望する家づくりを実現する注文住宅ですが、近年さまざまなトラブルが聞こえてくるようになりました。
高い建築コストをかけての失敗を防ぐためにも、以下のような業者には注意しましょう。

(1)急成長・施工実績の少ないハウスメーカー

ここ数年で急に名前を聞くようになったようなハウスメーカーは、施工実績が少ない可能性が高いため、避けたほうが無難です。
家は建てて終わりではなく、20年、30年と住み続けることが前提となっています。
一見問題がなく工事が完了したように思えても、その施工の善し悪しがわかるのは、何年も先になることは決して珍しくありません。

新しいハウスメーカーは、自社で施工して実際に30年経過した事例がなく、メーカーの質を判断できない場合もあります。
「急成長している」「デザイン性が高くて最近人気が高い」といったハウスメーカーを選ぶときには、これまでどれだけの実績があるのかを確認して慎重に判断することが大切です。

(2)「建築費の安さ」のみをアピールするハウスメーカー

ハウスメーカーのなかには「どこよりも安く建築できます」と建築コストの安さをアピールするところもあります。
確かに予算があるなかでは、少しでも建築費を抑えられると助かりますが、「どこでコストを落としているのか?」はよく調べることをおすすめします。

外壁材や屋根材のランクを下げているなら、結果的に建築後のメンテナンスがかさむことにもなりかねません。
また断熱材の質やボリュームを節約しているようなら、十分な断熱効果が得られず快適に暮らせない可能性もあります。
すべてのローコスト住宅が悪いわけではありませんが、かけるべきところにきちんとコストがかけられているかはチェックが必要です。

(3)保証内容が明確ではない

住宅を新たに建てるときには、主要構造部分の欠陥や雨水の浸入に対しては、10年間の保証をつけることが義務づけられています。
この「10年保証」をベースに、各ハウスメーカーや工務店はそれぞれ独自に保証制度を設けているのが一般的です。

たとえば最近は工務店でも20年、30年といった長期保証をつけるところが増えていますが、多くはさまざまな「免責事項」がつけられています。
その内容を明確にしないまま「長期保証だから安心」と思っていると、実際はほとんど保証されない、といった事態もあり得ます。
保証の厚さをうたう業者は、その内容まできちんと説明しているかまで確認しましょう。

(4)「大手情報サイトの紹介なら安心」は間違い

最近は住宅関連の情報サイトが多くあり、そのようなサイトで紹介されているとなんとなく安心感を覚えるものです。
しかしそういったサイトは、そのハウスメーカーや工務店の「質」を保証してくれるものではありません。

情報サイトにとっては、掲載しているハウスメーカーはあくまでクライアントです。
純粋にお客さまの口コミや信頼度を反映したうえでピックアップし、紹介しているとは限らない点には注意しましょう。

6. 良い注文住宅業者の見分け方|7つのポイントで解説

それでは良い注文住宅業者を見分けるときにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは業者を選ぶときの見極めポイントを7つ解説します。

(1)地元業者かつ地元での施工実績がある

注文住宅を建てるときには、地元業者でかつ地元での施行実績を多くもつ業者を選ぶことがポイントです。
地元で長く営業を続けるには、いい口コミや評判を得る必要があります。「あそこで家を建てたら失敗した」といった噂が地元で流れれば、事業を続けていくのは難しくなるためです。
そのため長い実績がある地元密着型の業者は、地元の人々から支持を得ている信頼のおける業者であると考えていいでしょう。

(2)地域の住環境に合う家づくりをしてくれる

注文住宅は、地域の住環境を把握したうえでそれにあった家づくりをしてくれる業者を選ぶことも大切です。
気候や土地は地域によって大きく異なり、理解したうえで家の設計・施工ができるかはその後の住み心地や耐久性に大きな影響を及ぼします。
たとえば夏と冬の風と太陽の向きや湿度、大雨が降ったときの水の流れなどを知っていれば、窓の数や位置、勾配のつけ方などを適切にアドバイスしてもらえます。
このような、全国展開している大手ハウスメーカーには難しい気配りをしてくれる、地元密着型の業者を選ぶのがおすすめです。

(3)アフターフォローの保証内容が明確

家は建ててから何十年も住み続けるものなので、どのようなアフターフォローがあるのかはしっかり確認しておきましょう。
法で定められた10年保証以外の保証をうたっているなら、どのような内容なのか明確に説明を求めることが大切です。

内容に加え、いざというときの連絡の取りやすさや対応の早さも重要です。
地元業者であれば、問題が発生したときに迅速な対応が期待できます。

(4)自社の施工実績をしっかり発信している

注文住宅の施工を依頼している業者に、どのような施行実績があるのかもHPなどで確認してみましょう。
家は高い買いものなので、「年間〇件の実績があります」と聞いていても、実際にHPで施行事例が紹介されていなければ、疑うぐらいの慎重さが必要です。

なおかつ、建築を考えている土地と同じような広さや形状の土地での施工実績があれば安心です。
実際に家を建てた人が紹介され、感想などが掲載されているならさらに信頼できます。

(5)HPの口コミや施工実績が常に更新されている

HPに施工事例が掲載されていることを確認したら、更新頻度もチェックしましょう。
もし掲載されている施工事例が2年も3年も前のもので、その後更新されていないようなら要注意です。

評判が良くなくて継続して受注できていなかったり、施主とトラブルになったりして掲載を拒否されたりしている可能性も考えられます。
その会社で家を建てた人の口コミや施工事例が常に更新されているようなら安心です。

(6)職人・営業など会社全体のチームワークがいい

うまくいっている会社というのは、働いている人のチームワークがいいことも特徴です。
営業に質問したら、その場で職人に確認してすぐに返事をしてくれるような、営業と職人の連携が取れている会社なら信頼できます。

反対に質問してもなかなか返事がもらえない、営業と職人で言っていることが違うような会社は避けましょう。

(7)営業だけでなく現場監督や職人の「人」がいい

お客さまから仕事をもらう必要がある営業は、愛想がよく誠実に接してくる人がほとんどです。
しかし工事が始まってしまえば、長く接するのは現場監督や建築現場で働く職人です。
現場で働く人たちが、家づくりに誇りをもっているような会社は信頼できます。

可能であれば、今家を建てている現場を訪問させてもらいましょう。
職人は恥ずかしがり屋の人が多いものですが、質問したら口ベタなりに一生懸命誠実に答えてくれるような会社なら安心です。

まとめ

足立区は宅地の平均が約26坪前後と狭小で、しかも変形地が多いという特徴があります。
狭小・変形した土地での家づくりに成功するには、10cm単位で土地を最大限活用するフルオーダーメイドでの建築を得意とする会社を選ぶことが大切です。
また風通しや採光といった「住みやすさ」を追究するなら、足立区の土地柄や気候に精通した地元の工務店に依頼することもポイントです。

私たち浅野工務店は、長年工事エリアを足立区のみに限定し、地域の皆様に支えられて多くの家づくりに携わってきました。
足立区独特の狭小・変形地といった土地の「個性」を大切に、ご家族みなさまの希望をかなえて長年愛される家づくりを心掛けております。
足立区のお住まいに関することなら、どのようなことでも安心してご相談ください。

  • 【最終更新日】2023年09月15日 15:28:30
  • 【投稿日】2023年09月15日 15:28:30