はじめてのリフォーム|業者えらびのポイント
はじめてのリフォームで、「どうすれば失敗しないですむのかな」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
リフォームは定価がなく、また時折テレビなどで悪徳リフォーム業者のニュースを見るから心配ですよね。
リフォームを成功させるためにもっとも重要なのは、なんといっても業者選びです。
この記事は、はじめてのリフォームを依頼する業者の選び方を紹介します。
あわせてリフォームの成功に向け知っておきたい、その他のポイントを解説します。
目次
1.はじめてのリフォームを成功させるポイント
はじめてのリフォームを検討し、不安を抱えている方に向けて、成功させるために押さえておくべきポイントを紹介します。
(1)リフォーム経験の豊富な優良な業者に依頼する
リフォームを成功させるために重要なのは、リフォーム経験が豊富な業者に依頼することです。
その際重要なのは、「依頼するリフォームの経験」が豊富かどうかです。
リフォーム業者と一口にいっても「内装全般が得意」「外装がメイン」「クロスの張り替えが専門」など、それぞれ得意分野が異なります。
自分たちがおこなおうとしているリフォームの実績がどれくらいあるのかは、必ず確認しておきましょう。
リフォーム業者のなかから、特に優良な業者に依頼したいときには、以下のように見分けます。
- 地元で長く営業している
- 見積もり内容が明確である
- 保証内容が充実している
地元で長く営業しているということは、地元の人々の信頼を得ている証であるため、優良業者である確率が高くなります。
さらに見積もりの内容が明確で、疑問点にも答えてくれるなら安心です。
保証内容が充実している業者についても「工事をして終わり」と考えていない表れであり、信頼してよいでしょう。
(2)悪徳業者に注意する
テレビや新聞を見ていると「悪徳業者に騙された」といったニュースをよく目にします。
残念ながら、リフォーム業界はクレームが多いのが現実です。
家はすべての人に必要であるため「リフォームしないと危ない」と言われると不安になり、そのまま工事を依頼してしまうケースが後をたちません。
悪徳業者に騙されないためには、以下の点に気を付けましょう。
- アポなしで訪問し、無料診断や点検を進める訪問業者には応じない
- 訪問当日に契約を迫られても応じない
- 大幅な値引きをして契約を迫られたら断る
このような業者は、悪徳業者の可能性が高いです。不安になったときには、複数のリフォーム業者に相談し、見積もりを取りましょう。
(3)必要なリフォームを適切な時期におこなう
リフォームは適切な時期におこなうことも大切です。
「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにしてしまうと劣化が進んだり、リフォームすべき範囲が広くなってしまったりして、結果的に手間とコストがかかってしまうためです。
リフォームの適切な時期の目安と、リフォームの内容は次のとおりです。
築10年~
住まいの表層的な汚れが気になる時期です。
内装についてはクロスの張り替えや畳の表替えなどを検討しましょう。
外装は、塗装メンテナンスのタイミングです。外壁・屋根塗装を実施します。
築15年~
設備が寿命を迎え、不具合が発生しやすくなる時期です。
キッチンや浴室、トイレなど水回り設備の入れ替えを検討します。
内装については床の補修、外装については雨どいの交換などのタイミングです。
築20年~
住まい全体を見直す時期です。
内装についてはクロスやフローリングの張り替え、外装については屋根や外壁の再塗装、劣化状況によっては張り替えなどを検討します。
(4)リフォーム補助金や助成金、保険などを上手に活用する
リフォームについては、国や自治体がさまざまな補助金制度を提供しています。
リフォームで活用できる【国】の補助金制度の例
事業名 | 対象リフォーム | 補助額上限 |
こどもエコすまい支援事業 | 断熱改修やエコ住宅設備の設置を必須とし、子育て改修やバリアフリー改修も対象となる | 原則30万円/戸(子育て世帯・若者夫婦世帯は60万円/戸) |
先進的窓リノベ事業 | 先進的な断熱性能の窓に交換するリフォーム | 200万円/戸 |
給湯省エネ事業 | 省エネ効果が高い給湯機の設置 | 15万円/台(戸建て:2台まで/共同住宅:1台まで) |
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 | 住まい全体の断熱改修、もしくは居間をメインとした断熱改修 | 戸建て:120万円/戸 集合住宅:15万円/戸 |
次世代省エネ建材の実証支援事業 | 省エネ改修の促進が期待できる高性能断熱材などを活用した断熱改修 | 戸建て:400万円/戸 集合住宅:125万円/戸 補助率:1/2 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 住宅の長寿命化や省エネ化など一定の基準にまで向上させるリフォーム | 150万円/戸(長期優良住宅に認定された場合250万円/戸) |
リフォームで活用できる【足立区】の補助金制度の例
事業名 | 対象リフォーム | 補助額上限 |
家庭用燃料電池システム設置費補助金 | 家庭用燃料電池システム(エネファーム)の設置 | 非課税世帯など:7万円 上記以外:4万円 |
省エネリフォーム補助金 | ガラスや窓の交換、遮熱塗装など省エネ化につながるリフォーム | 5万円(補助対象経費の3分の1) |
耐震診断費用の助成 | 昭和56年5月までに建築された家に対する耐震診断 | 木造戸建て:30万円 木造共同住宅:500万円 |
耐震改修工事費用の助成 | 助成制度を活用しての耐震診断を受けた結果、耐震工事が必要な場合に対する助成 | 戸建て住宅:150万円 共同住宅:3000万円 |
活用するとコストをおさえてリフォームできるので、リフォームを予定している方は補助金の活用についてもぜひ検討されてみるとよいでしょう。
なお補助金を活用したい場合は、事業を利用してのリフォームに慣れた業者選びが重要です。
浅野工務店では、足立区において補助金事業を活用してのリフォーム工事を多く手がけていますので、お気軽にご相談ください。
補助金制度を利用したお客様の声
浅野工務店で、補助金制度を利用してリフォームしたお客様の声の一部をご紹介します。
「我が儘な意向に添って省エネリフォーム補助金制度なども含めて様々なアドバイスを下さり諸々にご足労頂きました。本当にありがとうございました」
足立区江北 K様
この事例について詳しくはこちらをご覧ください。
▶補助金・助成金や介護保険・火災保険を使ってリフォームされたお客様の声
2.はじめてのリフォーム基礎知識
はじめてのリフォームで知っておきたい基礎知識をお伝えします。
(1)リフォームはできるだけまとめて実施する
リフォームは、できるだけ同じタイミングでまとめて工事すると費用をおさえられます。
たとえば水回りであれば、トイレと浴室を別にするよりあわせておこなう、外壁と屋根の塗装は一緒にすると、結果的に工期も短くすむので検討しましょう。
(2)基本的なリフォーム工事の流れ
基本的なリフォーム工事の流れは以下のとおりです。
- 業者選び
- お見積もり
- ローン審査
- 契約
- 着工
- お引き渡し
- アフターフォロー
このなかでもっとも重要なのは「業者選び」です。
業者は1社だけで決めず、必ず複数社に見積もりを取る「相見積もり」をして選びましょう。
リフォームか建て替えか迷ったら
家が古くなっている場合、リフォームか建て替えか迷うことがあります。
どちらを選べばいいのかは、築年数や劣化状態により判断基準が異なり一概にはいえません。
家の構造がわかる業者であれば、どちらがいいのか適切な判断ができるので、リフォームか建て替えかを迷うときには新築もおこなっている業者を選ぶことが重要です。
新築もできる業者であれば、両方の見積もりを取って判断できます。
リフォームか建て替えかについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
3.リフォーム業者の違いは?|業者えらびのポイント
リフォーム業者には、大きく分けて次の5種類があります。
それぞれ得手不得手やメリット・デメリットがあるので、比較して選びましょう。
(1)大手住宅メーカー・ハウスメーカー
大手住宅メーカーやハウスメーカーは、国内全域や広範囲なエリアで営業していることが特徴です。
自社で建てた住宅だけでなく、他社が建てた住宅のリフォームにも対応している会社が増えています。新築も請け負うため、建て替えを視野に入れるなら適していますが、小規模なリフォームには対応していないケースも多いようです。
知名度が高く安心感がありますが、工事は下請けに出すため中間マージンが発生し、費用は高くなる傾向があります。
(2)設計事務所・建築士事務所
設計事務所や建築士事務所は、主に増改築や建て替えなど大規模なリフォームにおいて、計画や設計、工事管理などをおこなうのが特徴です。
設計料が発生するため費用が高額になりがちですが、オリジナリティあふれるデザイン性が高いリフォームをおこなえます。
(3)地元の工務店
地元の工務店は、地域の気候や立地条件などを把握し、細かな対応ができることが特徴です。
新築工事もおこなっているため家の構造がわかり、内装だけでなく外装リフォームや建て替えにまで対応できます。
ただしどこまで対応するのかは、工務店の規模や会社の方針によって異なります。
地域密着型で営業しているため信頼性が高く、アフターフォローが充実していることが地元の工務店のメリットです。
ハウスメーカーなどと異なり外注による中間マージンが発生せず、広告費もかからないため、高品質なリフォーム工事を比較的安価に依頼できます。
なお工務店に依頼するときには、建築業許可がある業者に依頼すると、悪徳業者にひっかかるリスクを軽減できます。
(4)リフォーム専門業者
家の新築は手がけずに、リフォームのみを専門におこなっている業者です。
リフォーム全般おこなっている業者もあれば、内装のみ、水回りのみ、外壁塗装のみなど、専門分野に特化している業者もあります。
部分的なリフォームであれば気軽に依頼できますが、範囲が広くなると対応できなくなったり、外注により費用が高くなったりするリスクがあります。
(5)ホームセンター
近年リフォームを請け負うホームセンターも増えてきました。
買い物のついでに気軽に相談できるのがメリットで、チラシで安売りセールの内容や時期がわかりやすいことが特徴です。
一方、ホームセンターが工事をおこなうことは少なく、提携会社への外注がほとんどであり、中間マージンが発生します。
さらに広告費や店頭スタッフの人件費が上乗せされるため、必ずしも安く工事できるわけではありません。
部材から手作りできる工務店のリフォーム
リフォームに対応できる業者を5種類紹介しましたが、このなかでも特におすすめなのが工務店でのリフォームです。
リフォームはゼロから作り上げるケースより、現状にあわせて細かに調整しなければならないことが多く、現場で判断しながら決めていくことも少なくありません。
特に部材のサイズが合いにくい狭小住宅や、キッチンや手すりの細やかな高さ調節などが必要な場合は、工務店であれば部材から手作りできるので柔軟に対応できます。
理想の暮らしにあったリフォームを実現しやすく、満足なリフォームができるので、検討してみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
リフォームを成功させたいときには、業者選びが重要なポイントになります。
希望しているリフォームを得意としており、地元で長く営業しているリフォーム業者を選ぶと失敗を防げます。
特に足立区のような狭小住宅が多い地域では、地元に詳しい工務店を選ぶと失敗を防ぎやすくなるのでおすすめです。
浅野工務店では、足立区に特化して営業しています。
リフォームはもちろん、建て替えにも対応できますので、お住まいの困りごとについてはまずはお気軽にご相談いただけると幸いです。
- 【最終更新日】2023年10月16日 11:30:01
- 【投稿日】2023年10月16日 11:30:00